サッカーユニフォームのチームオーダーに欠かせない背番号等のマーキング方法を説明

背番号、個人、選手の名前、チーム名、胸番号、パンツ番号を取りつける際に使用する、カッティングプリント+熱転写の方法を解説します。

背番号をつけるカッティングプリントの作業工程

  1. イラストレーターなどの画像ソフトを使用し作成したデータを使用し、ポリエステル素材のシートをカッティングマシーンによりカットします。

  2. カットしたシートを丁寧に剥がしていきます。

  3. 約150度の高熱プレスアイロンにユニフォームをセットします。

  4. 間に特殊シートを噛ませ圧着。約5秒間熱転写の作業を行います。

  5. ユニフォームをアイロンから外し、少しの時間冷まします。

  6. 冷めたところで、裏のプラスティックシートを慎重に剥がします。

  7. 熱転写完了です。

カッティングプリントの特徴

  1. Tシャツなどにプリントする際に使用することの多いシルクスクリーン塗装の方法は、ボックスと呼ばれる木の型を作る必要があり、その場合一つの型に数名分の名前を入れプリントするため型の分の作成費用、時間がかかりますが、カッティングプリントは約50mのシートをカットするため経費、時間の面でも無駄を省くことができます。

  2. プロサッカークラブチームが使用する素材のため、質感が良く色落ちもありません。

カッティングプリントの注意点

  1. 完成した製品にアイロンをかけると溶けてしまいます。アイロンはポリエステルシートの部分には書けないでください。

  2. アイロン同様に、夏場40度以上になる車の中や、フロントガラスなどの直射日光が届く場所に置かれますと、剥がれたり、溶けたりします。暑い時期はできるだけ車内に置かないようにしてください。置く場合は日が当たらない場所に保管してください。

  3. カッティングプリントは非常に精巧な機械を使用した技術ではございますが、ミリ単位の文字、ロゴなど細かいものを作成する場合は、転写後の剥がし作業で文字などが一緒に剥がれてしまい使用できなくなります。背番号の中に小さなロゴマークを入れる場合などはサイズによって作成出来かねますのでご相談ください。

カッティングプリントを施したサッカーユニフォームの写真
YUU 背番号65 RUKA 背番号10 takami 背番号42

背ネームと背番号
赤黒の生地には白や金色がマッチしますが、二色の生地の上にプリントする際には左端の写真のように縁を付けると更に視認性が向上します。

背ネームと背番号。斜め文字
番号、名前を斜めに見せることもできます。

背ネーム、背番号、チーム名(縁有り)